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【笹木】認知症予防

日頃よりお世話になっております。

セイル薬局札幌の笹木です。

高齢化が進む現在、認知症はとても身近な病です。日本では高齢者の7人に1人が認知症で、4人に1人は軽度認知障害といわれております。

認知症が発症してしまうと、それを完全に治すお薬はありません。いかに認知症を予防していくかが大切となります。

認知症にならないためには、【運動習慣】【食習慣】【社会的な活動】などを見直す必要があります。

今回は認知症予防について、【食事】の観点から調べてきましたので、投稿させていただきます。

【地中海式料理】

みなさんは地中海式料理をご存知でしょうか?

その名のとおり、イタリア、ギリシャ、スペインなど地中海沿岸の国々の人が食べている伝統的な料理のことを指します。

最近この地中海料理が、認知症の発症を予防する効果があると、多くの論文が出されています。

地中海料理の特徴は、

・オリーブオイルをよく使用し、ナッツ類の摂取が多い

・青魚をよく摂り、食事と共に適量の赤ワインを飲む  etc...

地中海式料理には、不飽和脂肪酸や抗酸化作用のある食物を多く摂取している特徴があります。

<不飽和脂肪酸>

「脂肪は体に悪い」とイメージされる方は多いと思いますが、脂肪は体の細胞膜やホルモンを作る大切な栄養源です。良い油を摂ることが重要となります。

オリーブオイル・ナッツ類(オレイン酸)やアマニ油(α-リノレン酸)、青魚(EPA・DHA)を多く摂取しましょう。

<抗酸化作用>

地中海式料理で多く使われるオリーブオイルや赤ワインには、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれます。また、緑黄色野菜やカレー粉(ウコン、ターメリック)も抗酸化作用が期待されます。

他にもポイントはありますが、脳を酸化させない食物をバランスよくとることが大切となります。

ファストフードの過剰摂取や人工甘味料の摂取は控えるようにしていきましょう。

セイル薬局は日頃より、高齢の患者様と接する機会が多く、認知症など高齢者がよくかかる病気について、知識を深めている職員が多くいます。

薬の説明だけではなく、病気にならないためのアドバイスが出来ればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは失礼いたします。